どうでもよくないこと

「卵かけご飯」は日本が誇る至高のファストフードだと思う。お手軽な上にとても安価なのだ。
同じ系統に「味噌汁かけご飯」がある。あれは卵かけご飯に勝るとも劣らない味だが、お手軽さでは遠く及ばない。
味噌汁かけご飯は夕食で残った味噌汁を、翌日の朝にそれとして用いるからこそ成り立つものだ。
わざわざ味噌汁かけご飯用に味噌汁を作る人はそうそういないだろう。
そこが両者の間にある超えられない壁である。
(尚、インスタントの味噌汁は邪道である。個人的には好きだが。永谷園の「ひるげ」最高!)
また、卵かけご飯は様々な食材をトッピングすることが出来る。醤油を変えるだけでも随分と変わる。
私は地味ながらもごま油を数滴垂らし、醤油をかけ、きざみ海苔を乗せるのが好きだ。
(ごま油を垂らす場合、白身は除く。気分(主に面倒か否か)によっては白身も入れるが)
他にも天かすをかけるという食べ方もあるようで、これも是非試してみたい。
卵かけご飯は実にシンプルな『料理』である。しかし、だからこそ、その可能性は無限大なのだ。
そんな卵かけご飯が食べられるなら、数十円の値上げなんぞ甘んじて受けよう。
その程度で卵かけご飯の魅力が揺ぐことはないのだから。
異論は認める。