・オタクについて
異文化コミュニケーションに関連した話題なのでこちらで
主人公の誠也が「オタクじゃなくてロボ(プラモ)マニアじゃね?リュウセイとかプラモ狂四郎とか」というご意見を複数の方から頂いているので、自分の見解を書いてみようかなと
設定ではそういった趣味を持っていることになっていますが、描写していないのに「設定では○○なんだよ。だからそいうなんだ」と言うのほど滑稽なものはないので、実際シナリオで出てきた描写のみを材料にお話をば
あくまで主観に基づく見解なので、その辺りはご了承くださいー


ただ、紹介文の「オタク」を「ロボマニア」に直した方が良いよなーとは密かに思っております(--;)
その辺はシナリオ中の描写とは無関係なので




まず結論として、現状までの描写でも、彼はオタクに分類される人間である(あった)と思っています
ただし、我々が抱いているオタク像とは少々違いがあると思います
では、ここでいうオタクとはどういうものなのか。それのご説明をさせていただきます


オタクという意味は、人によって全く意味が異なるものとなります
例えば「オタク的な趣味を持つ人」の総称を指したり「オタク的な外見(+趣味)」の人を蔑称するものなどがあります
前者の場合は、自称したり、悪意なく使われる場合が多いですが、後者は主にその対象を蔑む場合に使われます
所謂「オタクきんもー☆」ってやつですね。そして、この場合はまず外見ありきです
この場合は、相手の内面(オタクな趣味を持っているかどうか)など、さほど意味ありません
「彼はオタクだ」というレッテルを貼るのに必要なものであって、それが本質ではないのです


統計をとった訳ではないので確証は得られませんが、過去に妹(非オタク)に「オタクのイメージは?」と聞いた所
「不潔で風呂入ってなくて髪ボサボサで、アニメとか観ていてキモイ」というような回答を得られました
この回答の場合「アニメ〜」の部分は後付けで、一番に外見的要素を挙げています
彼女らにとっては「不潔な外見+理解できない趣味=オタク」または「不潔な外見=オタク」なのであって「理解できない趣味=オタク」ではないのです(もちろん、限度はありますが)
今回、主人公の誠也はそういった観点から「オタク」だったと言えます
1〜3話限定の条件ですが、それ以降は無闇にオタクオタク言われていないと思います
(5話のエピローグは別の話で、ああいう話を熱く語られたら、外見云々関係なく大抵の人は引きます。引きました)


では何故、そういった視点から「オタク」と呼ぶようにしているのか
この話の場合、主人公を「オタク」と呼んだり、そういった扱いをしているのは誰かと言えば、妹や同僚など、オタク的な趣味を持たない(描写がない)人達です
そういった人たちが、主人公を「ロボマニア」や「プラモマニア」や「ガンダム野郎(ボーイ)」と呼ぶでしょうか?
そういったことを考えた場合「ロボマニア」等、多くの意味を含む「オタク」と言わせた方が自然かなと思います
(実際、当初からそういった視点で書かせていただいております)
多少なりともこちら側を知っている人からすれば「ロボマニア」で通じるかもしれませんが、全く知らない場合は「オタク」と呼ぶのではないかな、という考えです


以上のように書かせていただきましたが、決して同じような方々を蔑む気はありません
実際、個人的視点で見れば、主人公は間違いなく「オタク」というより「ロボマニア」です
シナリオ中の描写はあくまでも「全くそういった趣味を持ってない人から見たらこうなんじゃないかなー」と想像して書いているので、自分の認識とは別になっております




…うん、これは書こうかどうか迷ったけど、この際書こう
同僚とのやり取りは「ある程度」ファンタジーですが、妹の仕打ちは「大半が実体験を元に書いております」
最近こそ外見に気を使うようになったし、妹も成長してそういうことはなくなったけど、昔は酷かったんだ。うん
これで察してくださいorz